후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎゅうじん
山月記・李陵 他九篇
中島 敦의 山月記・李陵 他九篇(ぎゅうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,608자 · 84화면
しかし、マリヤン自身は、自分のカナカ的な容貌を多少恥ずかしいと考えているようである。というのは、後に述べるように、彼女は極めてインテリであって、頭脳の内容はほとんどカナカではなくなっているからだ。それにもう一つ、マリヤンの住んでいるコロール(南洋群島の文化の中心地だ)の町では、島民らの間にあっても、文明的な美の標準が巾をきかせているからである。実際、このコロールという街――其処に私は一番永く滞在していた訳だが――には、熱帯でありながら温帯の価値標準が巾をきかせている所から生ずる一種の混乱があるように思われた。最初この町に来た時はそれほどに感じなかったのだが、その後一旦此処を去って、日本人が一人も住まない島々を経巡って来たあとで再び訪れた時に、この事が極めてハッキリと感じられたのである。此処では、熱帯的のものも温帯的のものも共に美しく見えない。というより、全然、美というものが――熱帯美も温帯美も共に――存在しないのだ。熱帯的な美を有つはずのものも此処では温帯文明的な去勢を受けて萎びているし、温帯的な美を有つべきはずのものも熱帯的風土自然(殊にその陽光の強さ)の下に、不均合な弱々しさを呈するに過ぎない。