후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎゅうじん
山月記・李陵 他九篇
中島 敦의 山月記・李陵 他九篇(ぎゅうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,608자 · 84화면
赤い屋根の家々や白く光る壁や、果ては真白な浜辺を船の出迎えにと出てくる人々の小さな姿までが。
全くジャボールは小綺麗な島だ。砂の上に椰子と蛸樹と家々とを程良くあしらった小さな箱庭のような。
海岸を歩くと、ミレ村共同宿泊所、エボン村共同宿泊所などと書かれた家屋があり、その傍で各島民が炊事をしている。此処は全マーシャル群島の中心地とて遠い島々の住民が随時集まってくるので、それらのために各島でそれぞれ共同宿泊所を設けている訳だ。
マーシャルの島民は、殊にその女は、非常にお洒落である。日曜の朝は、てんでに色鮮かに着飾って教会へと出掛ける。それも、恐らくは前世紀末に宣教師や尼さんが伝えたに違いない・旧式の・すこぶる襞の多いスカートの長い・贅沢な洋装である。傍から見ていても随分暑そうに思われる。男でも日曜は新しい青いワイシャツの胸に真白な手巾を覗かせている。教会は彼らにとって誠に楽しい倶楽部、ないし演芸場である。
衣服の法外な贅沢さに引換えて、住宅となると、これはまた、ミクロネシヤの中で最も貧弱だ。第一、床のある家が少い。砂、あるいは珊瑚屑を少し高く積上げ、そこへ蛸樹の葉で編んだ筵を敷いて寝るのである。