후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎゅうじん
山月記・李陵 他九篇
中島 敦의 山月記・李陵 他九篇(ぎゅうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,608자 · 84화면
周囲に四本の柱を立て、蛸樹の葉と椰子の葉とで以てそれを覆えば、それで屋根と壁とは出来上ったことになる。こんな簡単な家は無い。窓も作ることは作るが、至って低い所に付いているので、ちょうど便所の汲取口のようである。このような酷い住居にも、なお必ずミシンとアイロンとだけは備えてあるのだ。彼らの衣裳道楽に呆れるよりも、宣教師と結托したミシン会社の辣腕に呆れる方が本当なのかも知れないが、とにかく、驚くべきことである。もちろん、ジャボールの町にだけは、床を張った・木造の家も相当にあるが、そうした床のある家には必ず縁の下に筵を敷いて住んでいる住民がいるのだ。マーシャル特産の蛸葉の繊維で編んだ団扇、手提籠の類は、概ねこうした縁の下の住民の手内職である。
同じヤルート環礁の内のA島へ小さなポンポン蒸汽で渡った時、海豚の群に取囲まれて面白かったが、少々危いような気もした。というのは、おどけた海豚どもが調子に乗ってはしゃぎ廻り、小艇の底を潜っては右に左に現れ、うっかりすると船が持上りそうに思われたからである。時々二、三尾揃って空中に飛躍する。口の長く細く突出た・目の小さい・ふざけた顔の奴どもだ。