후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎゅうじん
山月記・李陵 他九篇
中島 敦의 山月記・李陵 他九篇(ぎゅうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,608자 · 84화면
椰子水と石焼の麺麭の実を運んで来た。椰子水を飲んでから、殻を割って中のコプラを喰べていると、犬が寄って来てねだる。コプラがひどく好きらしい。麺麭の実は幾ら与えても見向きもしない。犬ばかりでなく、鶏どももコプラは好物のようである。その若い女のたどたどしい日本語の説明を聞くと、この家の動物どもの中で一番威張っているのはやはり犬だそうだ。犬がいない時は豚が威張り、その次は山羊だという。バナナも出してくれたが、熟し過ぎていて、餡を嘗めているような気がした。ラカタンとてこの島のバナナの中では最上種の由。
独木舟の置いてある室の奥に、一段床を高くした部屋があり、其処に家族らが蹲ったり、寝そべったりしているらしい。明り取りが無くて薄暗いので、隅の方は良く判らないが、此方から見る正面には、一人の老婆が傲然と――誠に女王の如く傲然と踞坐して煙草を吸っている。そうして、外からの侵入者に警戒するような・幾分敵意を含んだ目で、私の方を凝乎と見ている様子である。あれは誰だと、若い女に聞けば、ワタシノダンナサンノオ母サンと答えた。威張っているね、と言うと、一番エライカラと言う。