일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いわなみぶんころん

岩波文庫論

岩波 茂雄

岩波 茂雄의 岩波文庫論(いわなみぶんころん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,581자 · 6화면

아오조라 문고

良書を廉価にということは本屋として誰でも思いつくことであるが、私も学生時代に親しんだカッセル版、レクラム版のような便宜なものをいつか出したいと志してきた矢先、ちょうど円本の流行はこの念願を実現する動因となったのである。

○

岩波文庫は平福百穂画伯の装幀をもって昭和二年刊行された。これを発表した時の影響の絶大なりしことは実に驚いた。讃美、激励、希望等の書信が数千通に達した。「私の教養の一切を岩波文庫に托する」などという感激の文字もあった。私はよい仕事だ、高貴な永遠の事業だ、達成すべき企てだ、後には必ず成就する仕事だと考えたが、かくまで速かに、かくまで盛んに歓迎されるとは思わなかった。Du kannst, denn du sollst. は私の絶愛の句であるが、誠心誠意、読書子のために計る仕事は必ず酬いられるものであるとの確信を得た。私は本屋になった甲斐のあったことを初めて知り、責任のますます重きを痛感した。

岩波文庫は古今東西の古典の普及を使命とする。古典の尊重すべきは言うまでもない。その普及の程度は直ちに文化の水準を示すものである。したがって文庫出版については敬虔なる態度を持し、古典に対する尊敬と愛とを失ってはならない。