일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いわたふじんのしをいたむ

岩田夫人の死を悼む

岸田 国士

岸田 国士의 岩田夫人の死を悼む(いわたふじんのしをいたむ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,409자 · 5화면

아오조라 문고

ちようど私たちがはいつて行くと、菜園になつている前庭のなかに、夕陽を浴びた二人の女性の、甲斐々々しく草むしりをしている姿をみかけた。いうまでもなく、その一人は静子夫人で、もう一人は、お嬢さんの巴絵さんである。

巴絵さんは、岩田君の前夫人マリイさんの血をうけた岩田家の一人娘、第二の母、静子夫人との間に、いわゆる生さぬ仲というような翳はどこにもみられない。はつきりいえば、この美しい関係は、静子夫人の純愛と、巴絵さんの聡明さとに負うものだとは信じるが、岩田君の立場からいえば、なんという幸運なことであろう。たゞ、結果としては、今や、健やかに伸び育つた巴絵さんのうちに、亡きマリイ夫人と、同じく亡き数に入つた静子夫人の、軽重のない祈願と、慈しみとが、見事に花咲き、実を結んだといえるばかりで、生涯に二度、妻を先立たせ、母を葬らねばならなかつた岩田君、並に巴絵さんの胸中は、私にしても、もはや察しようにも察しきれぬほどのものであろう。それだけにまた、ひとしお胸裂くる思いがするのである。

彼は、悔みに駈けつけた私に向つて、――「とうとう、おれは前科二犯になつたよ」