일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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とうげ

峠

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 峠(とうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,587자 · 10화면

아오조라 문고

後者の峠の字は、「たうけ」と仮名書きにした本もあるから、恐らく後の人が書き替えたものであろうと思う。とにかく其頃既に「たむけ」が音便で「たうげ」といわれていたことを証するものである。

峠という字は形の上から見ると、現に吾人が抱いている観念と同じものをかたどったものであるようにも思えるし、又昔の人の観念をかたどったものであるように思えぬこともない。これは当の作字者を地下に喚び起して、其説明を聞かなければ判然しないことであるが、本来たむけの音便であるたうげに宛てたものであるならば、作字者の意図はどうあろうと、矢張り山稜横断路の最高所を指すものと見てよろしかろう。

峠という普通名詞がなかった頃、それをあらわすことが必要であった場合、何という字を用いたであろうか、恐らくそれは嶺の字ではなかったかと思う。嶺は『康煕字典』に「山道也」とも、「山之肩領可レ通二道路一者」ともあって、方言のタワに相当し、峠と其意義は殆ど同じである。それで『日本書紀』に、

西逮二于碓日坂一、時日本武尊毎有下顧二弟橘媛一之情上故登二碓日嶺一、云々。

と、坂と嶺とを明に区別して書いてあるのは、坂の頂きが嶺であると思っていた昔の人の考を示したものと解してよいように思われる。