후리가나로 읽는 일본 고전
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あらし
嵐
島崎 藤村
島崎 藤村의 嵐(あらし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,007자 · 108화면
そろそろ夕飯のしたくができるころには、私たちは茶の間に集まって新しい時計の形をいろいろに言ってみたり、それを古いほうに比べたりした。私の四人の子供がまだ生まれない前からあるのも、その古いほうの時計だ。
やがて私たちは一緒に食卓についた。次郎は三郎とむかい合い、私は末子とむかい合った。
「送別会」とは名ばかりのような粗末な食事でも、こうして三人の兄妹の顔がそろうのはまたいつのことかと思わせた。
「いよいよ明日は次郎ちゃんも出かけるかね。」と、私は古い柱時計を見ながら言った。「かあさんが亡くなってから、ことしでもう十七年にもなるよ。あのおかあさんが生きていて、お前たちの話す言葉を聞いたら驚くだろうなあ。わざと乱暴な言葉を使う。『時計を買いやがった――動いていやがらあ』――お前たちのはその調子だもの。」
「いけねえ、いけねえ。」と、次郎は頭をかきながら食った。
「とうさんがそんなことを言ったって、みんながそうだからしかたがない。」と、三郎も笑いながら食った。
「そう言えば、次郎ちゃんも一年に二度ぐらいずつは東京へ出ておいでよ。なにも田舎に引っ込みきりと考えなくてもいいよ。