일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あらし

嵐

島崎 藤村

島崎 藤村의 嵐(あらし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,007자 · 108화면

아오조라 문고

三郎はまた三郎で、出足の早い友だち仲間と一緒に、新派の美術の方面から、都会のプロレタリアの道を踏もうとしていた。三人が三人、思い思いの方向を執って、同じ時代を歩もうとしていた。末子は、と見ると、これもすでに学校の第三学年を終わりかけて、日ごろ好きな裁縫や手芸なぞに残る一学年の生い先を競おうとしていた。この四人の兄妹に、どう金を分けたものかということになると、私はその分け方に迷った。

月の三十日までには約束のものを届ける。特製何部。並製何部。この印税一割二分。そのうち社預かり第五回配本の分まで三分。こうした報告が社の会計から、すでに私の手もとへ届くようになった。

私も実は、次郎と三郎とに等分に金を分けることには、すでに腹をきめていた。ただ太郎と末子との分け方をどうしたものか。娘のほうにはいくらか薄くしても、長男に厚くしたものか。それとも四人の兄妹に同じように分けてくれたものか。そこまでの腹はまだきまらなかった。

娘のしたくのことを世間普通の親のように考えると、第一に金のかかるのは着物だ。そういうしたくに際限はなかろうが、「娘一人を結婚させるとなると、どうしても千円の金はかかるよ。