일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かわなみ

川波

久生 十蘭

久生 十蘭의 川波(かわなみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,022자 · 18화면

아오조라 문고

生気のない、くすぼった感じの娘だったが、三池と結婚してから、眼の中にしっとりした情味がつき、人間の面白味が出て、社交馴れた洒脱なマダムになった。

倫子は久慈周平の次女で、豊川とは分家同士だが、世襲と内婚で固めたその階級では、結婚といえば、家柄の釣合いだけが問題になる非小説の世界で、愛情や恋愛が主題になったという例はまだない。久慈の家には、同族の娘は二十四歳で結婚すべしというむずかしい家憲があって、倫子は二十四の春、二十も年がちがう日東商事の三池高孝と結婚させられ、ロンドンの支店長になった三池といっしょに英国に行ったが、この春、亡父の年忌のつとめに帰ったまま、なんということもなく実家でぶらぶらしている。拘束のない自由の身の上なので、したいことをして遊んでいるふうだったが、さすがに育ちのよさで、一人でバアへ出入りするほど下ってはいない。いうまでもなく、ここで豊川と落合う約束だったのだと和田は察した。

豊川はぶすっとした顔で、

「ふしぎなひとがあらわれた」

とか、なんとかいいながら、バーテンにジン・フィーズをいいつけた。とぼけたようにそらしているが、グラスを渡す手つきになんともいえない情感があり、倫子も、