일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こうじょうしんぶん

工場新聞

徳永 直

徳永 直의 工場新聞(こうじょうしんぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,771자 · 16화면

아오조라 문고

だから、『赤テロ』だ」

おせいは、拳をつくってみせた。タツもうなずいた。組長たちは、ちかごろ『赤煉瓦』で、いろんなことを素ッぱ抜かれるので、眼の敵にしていた。

おせいがコッソリ、コッソリ仲間を募って歩いていた。タツは、しかし、おせいちゃんだって、あんな風になったんだからと思わずにいられなかった。

三時のベルが鳴ると、おせいもタツも顔や手を洗わずに、コンクリの廊下へウロウロしていた。トシちゃんが駈けて来た。

「来たよ、来たよ、フクが……」

真ッ白な作業服のスソをヒラつかせながら、鼻筋を真ッ白に塗った組長が、いそぎ足で来た。いつものように、『職員休憩室』へ、課長や工長共の御機嫌とりにゆくとこだ。

洗面所のワキを二十間ばかりすぎたとこで、一列横隊に、腕を組んだトシちゃんたちが十人ばかりで、いきなりブッつかろうとした。

服部フクは面喰って棒立になっていたが、その間に、おせいや、タツたちが、うしろをとりまいてしまった。

「何を、何をするんですッ」

最初はおどろきで、口も利けずにいたが、フクが黄色い声で叫び出した。

「何もクソもあるかッ」

おせいがいきなり作業帽の上から頭髪をつかんでひっぱった。