후리가나로 읽는 일본 고전
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パリさい
巴里祭
岡本 かの子
岡本 かの子의 巴里祭(パリさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,324자 · 60화면
――あんた。あたしと今日もう此所だけで訣れるつもり。」
――しかたがない。」
――やっぱりカテリイヌのこと忘れられないと見えるのね。」
――おや、どうして、君、それ、知ってるの。」
――あたしがリサから送られた娘だということ、始めからあんた気が付いたでしょう。」
――ああ、そうとも。」
――あたし、ほんとはカテリイヌの秘密知って居るのよ。」
――秘密※(感嘆符疑問符、1-8-78) どうして。どんな。」
――あたしは、カテリイヌの私生児よ。そしてカテリイヌは、もうとっくに死んじゃったわ。」
――そりゃほんとか。ほんとのことを言ってるのか。」
ジャネットは返事をしないでかすかに鼻をすゝった。新吉は娘をわしづかみのように抱いて席へ帰ったが何も言わなかった。たゞまじ/\と娘を前に引据えて眺めて居た。ベッシェール夫人はほの/″\とした茴香の匂の中で、すっかり酔って居る。そしてまたなにか新吉にしつこく云い絡まろうとして、真青な顔色を引締めてジャネットを見詰めて居る新吉の様子に気が付くと黙ってしまった。
新吉が巴里に対して抱いて居た唯一のうい/\しい追憶であるカテリイヌも、新吉が教授の家で会った時には、もう三つにもなる娘の子を生んで居たのであった。