후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
若松屋惣七は、思い出したようにきいた。
「亭主はどうした。近ごろ会うたか」
六
押しつけた声だ。若松屋惣七は、感情といっしょに声を押しつけるのだ。お高は、かなしそうな眼をした。
「亭主などと、そんな意地のわるいことおっしゃらないでくださいまし。何もかもご存じでいらっしゃるくせに――」
「ふん。また泣き出しそうな声だな。よく泣くぞ」
「会いませんでございます。一度たずねてまいりましたけれど、佐吉さんにお頼みして、追い帰してもらいましてございます」
「ここへ来たのか。ずうずうしいやつじゃな」
「はい。ずうずうしいやつでございます」
「何しに来たのか」
「何しに来ましたのか存じませんけれど、いつぞや神田のほうへ御用たしにまいりましたとき、もと十番の馬場やしきにおりましたころ、お針を頼んでおりましたおしんさんという小母さんにぱったり道で会ったことがございます。むこうから呼びとめて、ちょっと立ち話をいたしましたが、わたくしは、何も申しませんでしたけれど、きっとそのおしんさんが磯五に会って、わたくしに会ったことを話したのでございましょう。
それで、あの磯五という人は、いろいろ暗いところのある人でございますから、何かまた、識った人に会ったとき、わたくしが、いって困るようなことをいいませんように、口止めに参ったのであろうと思い