후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
具足屋は、龍造寺主計が来てから、すっかり面目を一新して、これだけの町の脇本陣の名にそむかない、立派な間口と、絶えない客足を誇っていた。駕籠がとまって若松屋惣七がおりるのを見ると、艶やかにふきこんだ広い上がり框から、龍造寺主計がころがり出て来て、惣七を迎えた。
が、駕籠が一つきりなのを見て、龍造寺主計は、ちょっと失望のいろをうかべて、
「お主だけか――」
と、いった。このことばの影には、お高はいっしょに来なかったのかという意味があったのだが、若松屋惣七は気がつかなかった。まして龍造寺主計の失望の色には、少しも気がつかなかった。
「うむ。しばらくでありましたな」
きげんよく笑って、立った。龍造寺主計もすぐ気がついて、瞬間のうちにその失望から立ち直って、いつもの快活な彼に返っていた。いま、お主だけか、と驚いたように聞いたことに引っかけて、
「お主だけか、ひとりではたいていではなかったであろう。眼は、もうよいのか」
「眼か。よいようでもあり、よくも悪くもならんでもあり――龍造寺殿の顔ぐらいははっきり見えるよ。ときに、だいぶ繁盛のようじゃな」
「来るくるといって来んもんだから、いかが致したかと思っておった。