후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
「なに、ちょっと――」
と、同じことばを同時にいいあって、それから、いっしょに笑った。そして、ふっとまた黙りこくって、両方ともお高のことを考えた。
二
そのお高のことで、一空和尚から飛脚が来たのだった。王子権現の祭で、日本一太郎と名乗るお高の父相良寛十郎の掛け小屋で火事があって、磯屋五兵衛が焼死して、お高が自由の身になったというのである。
この手紙を見ると、仕事もだいたい片づいたところだったので、若松屋惣七は、すぐ江戸へ帰ることになったが、龍造寺主計も、しばらく江戸を見ていないので、あとを東兵衛の妻女にまかせて、若松屋惣七といっしょにちょっと江戸へ出ようといい出した。若松屋惣七も、道づれにはなることだし、長らく田舎にくすぶってきた龍造寺主計に江戸を見せたい気も多かったので、二人はすぐに旅支度をととのえて出発した。
お高は、拝領町屋の雑賀屋のおせい様の家から、小石川金剛寺坂の若松屋惣七の留守宅へ帰ってきていた。晩春のような、だるい憂鬱な空が、むしむしする熱気をもって、金剛寺坂のあたりを押えつけていた。お高は、何かに呼ばれてここへ帰って来たものの、さて、その自分を呼んだものが何であるのか、さっぱりわからないといったような、夢の中で暮らしているような気もちをつづけていた。