후리가나로 읽는 일본 고전
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
林 不忘의 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉(こうせつきょうほうずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 365,120자 · 728화면
お高は、もったいないと思って、そっと拾い上げてお稲荷さんの前へ持って行って置いた。
ふたりは、がさごそ音がするのに気を兼ねながら、その薮を分けて、お稲荷さんの裏へ出た。そこも磯屋の庭つづきではあったが、すぐ勝手や風呂場に近くて、婢や下男が多勢立ち働いているのが、あけ放した水口の腰高障子のなかに見えていた。薪を割る音や茶碗を洗う音もしていた。
お高は、何のために磯五についてそんな物蔭まで来てしまったのか、自分でもわからない気がしたが、そこなら、ちょっとした木立ちにさえぎられて、勝手口からも店のほうからも見えないし、すこしぐらい大きな声をしても、居間にいるおせい様に聞こえそうもないので、安心して、磯五が何かいい出すのを待っていた。
きっとさっきの自分にこの店へ来ていっしょに暮らしてくれという話のつづきであろうと思った。あんな女との立ち話まで自分に見られながら、またあのおせい様がすっかりしゃべったことも知らずに、何てこの人はずうずうしいのだろうと、お高はあきれて、すこしおかしくなってきた。早く切り上げて金剛寺坂へ帰りましょう。お眼の不自由な惣七さまは、わたしがいないで、誰のお給仕でお昼飯を召し上がったろう?――佐吉かしら、国平かしら、それとも滝蔵――。