후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,610자 · 6화면
それから、三月一杯掛かって、四月早々仕上げを終る……その前後にまた一つお話しをして置くことが出て来る……
美術協会の展覧会は、毎年四月に開かれることになっている。ちょうど私の製作を終ろうという間際にそれが打っ附かったのです。
協会の方では開会の準備のためにそれぞれ技術家たちへ出品の勧誘などをしていた時であった。
或る日、役員たちの集まった時に、幹部の方の一人が私に向い「高村さん、今年は君は何をお出しになります」と尋ねましたので、私は、今年は生憎何も出すことが出来ませんと答えました。
すると、その人は意外なような顔をして、私を視て、
「何も出せないとはどうしたことです。怠けてはいけないね、君のような若い会員が出品しないなんて困りますね。是非何か出すようにして下さい」というのであった。
その人の言葉は何んでもないのであったでしょうが、ふと、今いった言葉の中に、「怠けてはいけない」という一語があったので、私の癇に障りました。
怠けるどころの話か。自分はこの約一年間、一羽の鶏を彫るために散々苦心し、まだそれも全部出来上がったという所までも行っていない。それほど自分は仕事の上に丹誠しているものをつかまえて、怠けてはいかんとは少し人を見そこなったいい分ではないかと私は思いました。