후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,675자 · 8화면
この帝室技芸員と申すは、そういう名称を作って、美術御奨励のためにという上の厚い思し召しであるので、年金を給したのはいわば慰労金といったようなもので、多年我邦の美術界のために尽くした功労をお褒めになった思し召しであろうと推察される。そういう御主意であろうと思うからして別段何んの役目をするということはないのである。しかしまた追々何か御用もあるかも知れないが、今日の処ではこれという御用はないようである。そこで実は我々の考えであるが、御参考までに申し述べて置くが、この帝室技芸員というものは、日本においては、美術家としてはまことに尊い名義を下し置かれたもので、既にこの名称だけを得られただけでも光栄至極の義であるが、その上になおこの御手当として年金を給されたということは、聖上の思し召しまことに何んとも有難い次第である。それでこの高大な優渥な思し召しに対しては充分に技芸員たるものは気を附けねばならぬことと思う。すなわち美術および美術工芸のことには一層忠実でなくてはならないこと、同時にまた後進子弟に対しては親切懇篤の心をもって指導することは申すまでもなし、既に帝室技芸員という名称の下に身を置くものは一層身の行いを正し、誠実を旨として、各自に行いのみだらでないよう、この名称に恥じないよう、天恩の有難いことを思うて身を慎み