일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,273자 · 7화면

아오조라 문고

ということでありました。しかし兜は信貴山の宝物になっている兜がどうしても楠公の兜と定めて置かなければ、それ以上その他に頼るものがないというので、それを基として採ったのであります。けれどもこの兜には前立がないのです。柄が残っているので、前立は何んであるかと詮索をして見ると、これは独鈷であるということです。が、よく調べると、独鈷ではなくて、剣の柄であろうという川崎先生の鑑定でありました。それから、また一方に同氏の調べた中に大塔宮護良親王の兜の前立が楠公の兜の前立と同様なものであろうという考証が付いたのです。ちょうど時代も同時、親王と楠公との縁故も深し、前立のない処に柄が残っている所を見ると、剣の柄と相当するから、楠公の前立は剣であろう、ということに極まりました。

それから、鎧ですが、これは漠としてほとんど拠所がありません。大和河内地方へ行けば、何処にも楠公の遺物と称するものはいくらもあるけれども、一つも確証のあるものはない。皆後世人の附会したものばかりです。それで常明山という所に楠公の腹巻きというものが一つあったそうで、これは正しく当時のものであるし、何様、楠公の遺物ではないかと川崎氏はさらに調査を進めまして、皮を剥がして見ると、中から正平六年六月という年号が出て来ました。