후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,451자 · 15화면
というのは二つ割りにしたために木の形が蒲鉾型になったから、崖から下へ転がり落とせなくなったのです。丸太のままで置けば、両手で押してもごろごろと下まで落とせたものを、蒲鉾型になったので、どうしようもない。二人や三人では動かすことも出来なくなった。しようがないから人足を頼んで、いろいろ仕掛けをして、ずるずると下へ辷り卸したということですが、こういうことには経験のありそうなはずの山の人間でも智慧が働かなかったか二つに割ってしまった。またわれわれにもこういうことに経験があったら、前に注意をして置けばよかったのに、経験のないため、飛んだ無駄骨を折ることになりました。
さて、山から麓までは、どうやら辷り落としたが、其所から往来まで持ち出すのがまた大変……山際には百姓家の畠があって、四、五月から物を植え附けてある。その畠を転がさねば往来へ木は出ません。
「損害は賠償するから、どうか、畠を通して下さい」
後藤君は畠の持ち主に頼んだが、どの持ち主も不承知。これには後藤君もハタと当惑しました。
「どうも面倒なことが出来て困りました」
といって後藤君は帰って来ました。
訳は、百姓が畠を荒されるので、木を通さないということ。