후리가나로 읽는 일본 고전
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へいぼん
平凡・私は懐疑派だ
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 平凡・私は懐疑派だ(へいぼん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 81,548자 · 161화면
四十五
某大家は兎に角大家だ。私は青二才だ。何故私は此人を軽蔑したのか? 襟垢の附いた着物を着ていたとて、庭に襁褓が乾してあったとて、平生名利の外に超然たるを高しとする私の眼中に、貧富の差は無い筈である。が、私は実際先生の貧乏臭いのを看て、軽蔑の念を起したのだ。矛盾だ。矛盾ではあるが、矛盾が私の一生だ。
医者の不養生という。平生思想を性命として、思想に役せられている人に限って、思想が薄弱で正可の時の用に立たない。私の思想が矢張り其だった。
けれど、思想々々と大層らしく言うけれど、私の思想が一体何んだ? 大抵は平生親しむ書巻の中から拾って来た、謂わば古手の思想だ。此蒼褪めた生気のない古手の思想が、意識の表面で凝って髣髴として別天地を拓いている処を見ると、理想だ、人生観だというような種々の観念が美しい空想の色彩を帯びて其中に浮游していて、腹が減いた、銭が欲しいという現実界に比べれば、に美しいように見える。浮気な不真面目な私は直ぐ好い処を看附けたという気になって、此別天地へ入り込んで、其処から現実界を眺めて罵しっていたのだ。我存在の中心を古手の思想に託して、夫で自ら高しとしていたのだ。