후리가나로 읽는 일본 고전
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へいぼん
平凡・私は懐疑派だ
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 平凡・私は懐疑派だ(へいぼん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 81,548자 · 161화면
早く之をお糸さんに呈して其喜ぶ顔を見たいと、此処らは未来の大文豪も俗物と余り違わぬ心持になって、何だか切りに嬉しがって、莞爾して下宿へ帰ったのは丁度夕飯時分だったが、火を持って来たのは小女、膳を運んで来たのはお竹どんで、お糸さんは笑声が余所の部屋でするけれど、顔も見せない、私は何となく本意なかった。
待侘びて独りで焦れていると、軈て目差すお糸さんが膳を下げに来たから、此処ぞと思って、極りが悪かったが、思切って例の品を呈した。大に喜ぶかと思いの外、お糸さんは左して色を動かさず、軽く礼を言って、一寸包みを戴いて、膳と一緒に持って行って了った。唯其切で、何だか余り飽気なかった。
何時間経ったか、久らくすると、部屋の障子がスッと開いた。振向いて見ると、思いがけずお糸さんが入口に蹲まって、両手を突いて、先刻の礼を又言ってお辞儀をする。私は何となく嬉しかった。お床を延べましょうかというから、敷って呉れというと、例の通り戸棚から夜具を出す時、昨夜も今朝も手に掛けて知っている筈の枕皮の汚に始めて気が附いて、明日洗いましょうという。なに、洗濯屋に出すから好いと言っても、此様な物を洗うのは雑作もないといって聴かなかった。