후리가나로 읽는 일본 고전
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あるたんぼうきしゃのはなし
平林初之輔探偵小説選I〔論創ミステリ叢書1〕
平林 初之輔
平林 初之輔의 平林初之輔探偵小説選I〔論創ミステリ叢書1〕(あるたんぼうきしゃのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 113,247자 · 229화면
二
が、ものの五分もたってから、四つになったばかりの長男が眼をさまして泣き出した。それにつづいて、やっと林夫妻も眼をさましたらしかった。
そのうちに、物音をきいてかけつけてきた近所のものや、通りがかりの用ぎきの小僧などがいつのまにか集まって、死体のまわりに環ができてしまった。そこへ安田に案内されて××派出所の巡査もかけつけてきた。この大騒ぎの最中に、林夫婦はねむそうな顔をして、その場へ出てきたのであった。
二
下田が気をきかして非常に事務的にたち働いたために、現場は少しも乱されず、死体は発見されたときのままに保存されていた。巡査が現場へ到着してからは、下田は巡査と協力して、世にも珍しい氷った死人を見たさに、そばへ近づいてくる群集を制止して、本署からの警官の臨検をまっていた。
その間じゅう、林は時々退屈そうに大きな欠伸をしたり、何か言いたそうにあたりの人の顔をじろじろ見まわしたりしていたが、とうとう、誰にともなく「因果応報ですな」と吐き出すように言った。林の細君は、四つになる子供を抱えてそばにたっていたが、夫がだしぬけに人前でそんなことを言ったので、「貴方!」