후리가나로 읽는 일본 고전
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あるたんぼうきしゃのはなし
平林初之輔探偵小説選I〔論創ミステリ叢書1〕
平林 初之輔
平林 初之輔의 平林初之輔探偵小説選I〔論創ミステリ叢書1〕(あるたんぼうきしゃのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 113,247자 · 229화면
まったく、これは飛んでもない間違いです。私は実は今日の園遊会に、何か変わった趣向をして皆様をあっといわせるつもりで、家内と相談して、近頃東京じゅうの金持ちが名前をきくだけでも慄えあがっている仮面強盗に変装してご婦人のかたを吃驚させようと目論んでいたのです。先程ちょうど私が面をつけて、玩具のピストルをもって四阿の方へゆこうとするところで、貴方がたにでくわしてしまったので、ついあんなことになったのです。このピストルを見て下さい。これは玩具のピストルです。貴方がたへの挑戦状なんて、そのようなものは少しも知りません。このことは家内が証明してくれます。
東山――そういえば、奥さんはどちらにいらっしゃるんです?
青木――そうだ。あれは今頃きっと四阿へ行って、私が変装して出てくるのをまっているにちがいありません。
この時久子、正木夫人、島村夫人、塩田夫人の四人が恐ろしさに色を失って、あわてた足どりではいってくる。
久子――大変です、いま、四阿のところでほんものの仮面強盗が出ました。
正木夫人――そしてピストルをつきつけてわたしたちを脅迫しました。
島村夫人――わたしたちの指環や、頸飾りを強奪してゆきました。