일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こうふくについて

幸福について

宮本 百合子

宮本 百合子의 幸福について(こうふくについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,007자 · 18화면

아오조라 문고

て来たのであります。

ギリシャ神話の中にプロメシュースの神話というのがあります。これは、火の起源の話ですが、プロメシュースという若者が人間の生活に火が必要だと考え、天上の神様の火を盗んでまいりました。人間が火を得たということは人間の社会の発達のために、大きな歴史であったわけですが、それを、ギリシャ神話では、プロメシュースが火を盗んで来たという具合に話しているわけです。

このプロメシュースの話は、私たちにとって興味もあるし、昔から沢山の芸術の材料になっております。

しかし、これは、伝説でありまして、実際は、木の枝が風にこすられて、火が出るのを人間が発見し、その火を葉っぱに移して、だんだん自分の生活の中にいれて、それまでは、生で食べていた物をだんだん焼いたり、煮たりして食べることを知ったのであります。

人間がまず幸福を求めはじめたとき、自然と闘って、自分たちの生活を、より棲みよく工夫してきたということ。その次の段階には、生活の様式が変化するにしたがって、いままでの権力の存在が邪魔なものとなり、その権力との闘いがさけがたく起って来ている、ということがわかるのであります。