후리가나로 읽는 일본 고전
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いくどめかのさいご
幾度目かの最期
久坂 葉子
久坂 葉子의 幾度目かの最期(いくどめかのさいご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,392자 · 64화면
私は、でも一しょにいるということで嬉しいでした。そのことだけでもよかったのです。ところが随分のみ出した彼は、私にむかって、又嫌味のようなことを云い出しました。
「俺が神戸で会った女の中で、お前は一番げのげのげだ」
その意味がききとれず、もう一度たしかめました。質の悪い女だそうです。そして、男の自虐は魅力だけど、女の自虐はみにくいと云いました。私は殆ど黙ってきいていました。彼は又、男にかしずかれて喜んでいる女性だとも私にむかって云うのです。それはおよそけんとうはずれな彼の解釈でした。小母様、私はそんな女かしら。まだかしずかれたことはないんだけど。私はかしずかれようとさえ、思わない。私はいつも愛されるより愛す立場の女ですし、ほんとにどうして、彼がそんなことを云うのか、私わからない。でも私黙ってました。二十二日にくらべて。
ここで、午後十二時半、今月は、家で忘年会。まっ先に、作曲家の友人が来て、原稿は中絶。
今が午後十一時。
大勢来て、のんだ、くった、うたった。
小母様、又、前後しますが、今日、三十日の午後十時は、私、とても痛ましい十時だったのです。そのことは又、だからと云って、これを書きつづけるのに、気持が変ったということはありません。