일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こうこく

広告

伊丹 万作

伊丹 万作의 広告(こうこく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,356자 · 3화면

아오조라 문고

この一文は私の友人の著書の広告であるから、広告のきらいな方はなにとぞ読まないでいただきたい。

このたび私の中学時代からの友人中村草田男の句集が出た。署名を『長子』という。

一部を贈られたから早速通読して自分の最も好む一句を捨つた。すなわち、

冬の水一枝の影も欺かず

草田男に会つたときこの一句を挙げて賞したところ、彼もまた己が意を得たような微笑をもらしたからおそらく自分でも気に入つているのであろう。

彼は早くから文芸方面の素質を示し、いかなる場合にも真摯な研究態度と柔軟にして強靭なる生活意欲(芸術家としての)を失わなかつたから、いつか大成するだろうと楽しみにしていたのであるが、この著書を手にして私は自分の期待の満される日があまりにも間近に迫つて来ていることを知つて驚きもし、歓びもした。

私は中村の著書の中に、子規以来始めて「俳句」を見た。

もつと遠慮なくいえば芭蕉以後、芭蕉に肉迫せんとする気魄を見た。

私には詩はわからない。なぜなら私は散文的な人間であるから。

しかし私のいだいている概念からいえば、詩というものはひたすら写実の奥底にもぐり込んで、その奥の奥をきわめた時、あたかも蚕が蛾になるように、無意識のうちに写実のまゆを突き破つて象徴の世界に飛び出すものでなければならぬ。