후리가나로 읽는 일본 고전
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かれらるろうす
彼等流浪す
小川 未明
小川 未明의 彼等流浪す(かれらるろうす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,238자 · 5화면
レエルモントフのコウカサスに於ける、薄倖の革命詩人、レヴィートフの中央ロシヤの平原に於けるそれであった。
彼等は、この広い天地に、曾て、自分を虐遇したとはいえ、少年時代を其処に送った郷土程、懐かしいものを漂浪の間に見出さなかった事である。少年時代とその周囲即ち自然にも、人間にも特別のものがなくてはならぬ。こゝに童話文学の発生がある所以だ。この殆んど神秘的な説明し難い感情こそ、土と人との連結でもあるのだ。
どこの村落にせよ、まだ、あまり都会的害毒に侵されざるかぎり、また、彼等が土を耕している人間であるかぎり、自然発生的に、その村に結ばれた習慣があり、掟がある。そして、他郷に見られない、自からの扶助が行われている筈である。かゝる村落自治こそ、思い出しても、なつかしいものであったにちがいない。
流浪漂泊の詩人が、郷土に対して、愛着を感じたのは、たゞ自然ばかりでなく、また人間に於てゞもある。真実を求めて、美を求めて、はてしない旅に上った彼等は、二たびそれを最も近い故郷に見出したのだ。
「無産階級に祖国なし」げに、資本主義の波に蕩揺されつゝ工場から工場へ、時に、海を越えて、何処と住居を定めぬ人々にとっては、一坪の菜園すら持たないのである。