일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おはぎとななくさがゆ

御萩と七種粥

河上 肇

河上 肇의 御萩と七種粥(おはぎとななくさがゆ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,614자 · 23화면

아오조라 문고

昼食時になると、私たちは階下の食堂に下りた。この室は最近に青楓氏が自分の好みで建て増しされたもりで、別号を雑炊子と称する同氏の絵に、どこか似通ったものが感じられた。同氏は油絵に日本絵具の金粉などを混用されたこともあり、日本画専門になってからも筆は総て油絵用のものを用いて居られるが、この室も、純白の壁や腰板などは洋風趣味であり、屋根裏へじかに板張りをした天井や、竹の格子子の附いた丸窓などは、茶室か書院かを想わす日本趣味であった。炬燵も蒲団へ足を入れると、そこは椅子になっていて、下げた脚の底に行火があった。障子の硝子越しに庭が見え、その庭には京都から取り寄せられたという白砂が敷き詰められていた。

炬燵の櫓を卓子にして、私は昼食を供せられた。青楓氏、夫人、令嬢、それから私、この四人が炬燵の四方に座を占めた。

私は出獄匆々にも銀座の竹葉亭で青楓氏の饗応を受けたりしているが、その家庭で馳走になるのは之が最初であり、この時初めて同氏の家庭の内部を見たわけである。ところで私の驚いたことは、夫人や令嬢の女中に対する態度がおそろしく奴隷的なことであった。令嬢はやがて女学校に入学さるべき年輩に思えたが、まだ食事を始めぬ前から、茶碗に何か着いていると云って洗いかえさせたり、出入りの時に襖をしめ忘れたと云って叱ったり、事毎に