후리가나로 읽는 일본 고전
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てっていてきなはまおくん
徹底的な浜尾君
甲賀 三郎
甲賀 三郎의 徹底的な浜尾君(てっていてきなはまおくん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,575자 · 4화면
浜尾四郎君は鋭い頭の持主であった。それに卑しくも曖昧な事を許して置けない性質で、何事でも底まで追究しなければ止まない風があった。従って時には根掘り葉掘り問い質して、為に相手がしどろもどろになる事があった。之は一見意地悪るのようであるが、決してそうではなく、全く物事をいい加減にして置く事が出来ない為で、実は真正直な人であった。
他人に対して相当追究する一方、自分自身に対しても亦厳重で、曖昧な態度などは微塵もなかった。議論の場合ばかりでなく、単なる会話の時にも、用語には細心の注意をして、どこからも突込まれないように、相手の返答すべき事を、予め限定された一点に追込んで置くという風であった。従って浜尾君の議論なり会話なりには毫末も陥穽というものがなく、誠に公明正大で、相手は時によると、単に「はい」とか「いいえ」とか、簡単に答えるより他にないほどであった。
然し、こういった無色透明の態度や、鋭ど過ぎる頭は、往々余裕を欠くもので、そういった嫌いは若干浜尾君にもあったようである。だから浜尾君をよく知らないものは、彼から春風駘蕩たるものを感ずるよりは、秋霜烈々たるものを感ずる事が多かったらしい。