후리가나로 읽는 일본 고전
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しそうとふうぞく
思想と風俗
戸坂 潤
戸坂 潤의 思想と風俗(しそうとふうぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 216,700자 · 422화면
18 大学論
一 私大と帝大との同質化
私立大学が問題になるのは主に帝大との対比に於てである。大学として歴史の古いのはいうまでもなく東大・京大などの帝大であり、之と比較するに充分古い伝統を有っているものが所謂私学=私立大学だからである。尤も今日の私立大学が文部省的な資格に於て大学となったのは十五六年前のことに過ぎず、その点だけから云えば他の官公立大学と違いはないが、併し帝大を含めての官学に対立したものは、明治時代からの専門学校の資格としての私立「大学」だったのである。
帝大がかつて官僚政府的な要求から主に行政技術家と産業技術家其の他を養成することに勢力を集中したのに反して、私立(六大法律学校の後身――特に慶応と早稲田)は新興ブルジョアジーの観念上の要求から、主に政治家や産業金融実業家の候補者を産み出す結果になった、と大体云っていいだろう。私立大学が旧く官学に対抗して私学の自由を高唱し得たのは全くこうしたブルジョア自由主義乃至ブルジョア・デモクラシーの観念を根拠としてであった。大隈伯の自由と云い福沢翁の実学と云い、いずれも半封建的な資本制日本の官僚的支配に対する反抗が、学問乃至教育の方針として具体化されたもので、官学的アカデミーの標準から見れば、昇格以前の私立大学(専門学校)は確かに学究的な権威に於て