일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せいかくをもとむ

性格を求む

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 性格を求む(せいかくをもとむ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,604자 · 8화면

아오조라 문고

ふみ込まなければならないのである。文学者の視野に於ては、社会的変革ということは、生活様式や社会組織の変化などよりも、新しい人物性格の発生を意味する。

日本の社会が、何等かの変革期にさしかかってるかどうか、私は知らない、が少くとも、常に推移していることは確かだ。そして文学も、漸次新たな方向を取りつつあることは確かだ。随って、新しい人物性格が描かれて然るべきである。否、描かれなければならないのである。

実際、吾々は日露戦争頃に見られなかったような性格を、現在周囲に多く見出す。新陣営と旧陣営とを問わず、新思想界と旧思想界とを問わず、左翼と右翼とを問わず、新しい性格が出来つつある。少しく人間性に注意を払う眼にはそれが明かに映る筈だ。

これは単なる心理的現象ではない。性格的現象である。新たな心理文学ということは、社会的に見ても、文学的に見ても、大して意味をなさない。重みを持つのは、新たな性格文学である。

新しい性格を探求して「別れの言葉」を云うべき作者が、日本にもあるべき筈だ。そしてそのために、奮発してほしい作者があるべき筈だ。例えば、といって引合に出すのは失礼ながら、久保田万太郎氏の如きもその一人である。