일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あやしのやかた

怪しの館 短編

国枝 史郎

国枝 史郎의 怪しの館 短編(あやしのやかた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 81,915자 · 165화면

아오조라 문고

……これに比べては貧乏などは物の数にも入りはしない。荻生徂徠は炒豆を齧って古人を談じたというではないか。豆腐の殻を食ったところで活きようと思えば活きられる。……葛飾へ帰るのは止めにしよう。やはり江戸に止どまって絵筆を握ることにしよう」

――大勇猛心を揮い起こしたのであった。

四

こういうことがあってからほとんど半歳の日が経った。依然として北斎は貧乏であった。

ある日大店の番頭らしい立派な人物が訪ねて来た。

主人の子供の節句に飾る、幟り絵を頼みに来たのである。

「他に立派な絵師もあろうにこんな俺のような無能者に何でお頼みなさるのじゃな?」

例の無愛相な物云い方で北斎は不思議そうにまず訊ねた。

「はい、そのことでございますが、私所の主人と申すは、商人に似合わぬ風流人で、日頃から書画を好みますところから、文晁先生にもご贔屓になり、その方面のお話なども様々承わっておりましたそうで、今回節句の五月幟りにつき先生にご意見を承わりましたところ、当今浮世絵の名人と云えば北斎先生であろうとのお言葉。主人大変喜ばれまして早速私にまかり越して是非ともご依頼致せよとのこと、さてこそ本日取急ぎ参りました次第でござります」