후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうふじょう
恐怖城 他5編
佐左木 俊郎
佐左木 俊郎의 恐怖城 他5編(きょうふじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,735자 · 290화면
正勝はそう叫びながら、踊るような足つきで敬二郎の前を離れていった。
3
開墾場を貫通する往還を挟んで、五、六軒ばかりの木羽屋根の集落があった。森谷牧場と森谷農場とを目当てとしての、つまり、牧場と農場での労働に身体を磨り減らして余生を引き摺る人々によって形成されている、唯一の商業集落であった。雑貨店・雑穀屋・呉服店、小さな見窄らしいそれらの店の間に挟まって、一軒の薄汚い居酒屋があった。
正勝は踊るような足つきをしながら、その居酒屋の中へ入っていった。
居酒屋の薄暗い土間の中央には四角の大きな炉があって、真っ赤に火が燃えていた。そして、その炉の周りには、無造作な造りつけのテーブルと腰掛けとが繞らされてあった。正勝はその腰掛けの一つに、身体を投げ出すようにして腰を下ろした。
「爺さあ! 一本つけてくれないか?」
「おっ! 正勝さんか? これはこれはしばらく」
卯吉爺はそう言いながら、ぼそぼそと土間へ下りてきた。
「熱くしてもらいたいなあ」
「熱く? あいよ。ときに、裁判はどんなことになったか、決定しねえかね?」
卯吉爺は燗の支度をしながら訊いた。