일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きょうふじょう

恐怖城 他5編

佐左木 俊郎

佐左木 俊郎의 恐怖城 他5編(きょうふじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,735자 · 290화면

아오조라 문고

3

落ち葉のほうは運動場に埃が立つから、午後の授業が始まってからやること。では、すぐ弁当を食べて……」

こう言って、吉川訓導は教室を出ていった。

生徒たちはそれから十五分ほどして、裏の畑へ集まっていった。吉川訓導も両手をポケットに突っ込んで教員室を出ていった。そして、吉川は第七学級の教室の前まで来ると洋服を脱いで、窓枠に打ちかけた。

3

風が少しあった。窓の前で、落ち葉が金色や銅色に光って散っていた。午後の陽に輝きながら、ひっきりなしにぱらぱらと散るのだった。そして、落ち葉にうずめられた運動場の一部は、まるで火の海のようにぎらぎらと陽の光を照り返していた。生徒たちは赤い顔をして落ち葉の中を駆け回っていた。白いシャツの吉川訓導の後姿がその中にちらりと見えた。

鈴木女教員は教員室を出ていった。

彼女は廊下を歩きながら、胸の轟きを感じた。彼女にとって、もっとも魅力のある数分間だった。

教室の入口の扉が一尺(約三〇センチ)ほど開いていた。彼女は目を瞠るようにして立ち止まった。心臓が急に激しい運動を始めた。教室の中には机の上に顔を伏せて、一人の女生徒が残っていたからだった。