일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うらみなきさつじん

恨なき殺人

宮島 資夫

宮島 資夫의 恨なき殺人(うらみなきさつじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,611자 · 56화면

아오조라 문고

卑怯な奴にはそんなことの解りようはないと思うと、早く千島に行きたいと思った。

沼田は酒を飲まなかった。けれども、宿直の晩などに、池田が酒を飲んでいると、

「一つ聞かしてやるか」と、二上りなんかをよく謳った。錆のある通った声が、人気のない夜の山に静かに響いた。

時には池田があまり遊び過ぎると、

「お前、鋳掛の松が海坊主の清吉に、人間は余り女ばかりこさえていると、根性骨が腐っちまうって、言ったことを知ってるか」と、砕けて意見をすることもあった。池田よりは二月ほどもおくれて、沼田が来てからの日を思うと、ただ二人丈けで暮して来たように思われる。沼田を置いて自分だけ出て行くと言うことは、池田の心を苦しめた。

林の外れに出ると、四辺はまた明るくなった。草原にはまだ温いいきれが残って、ほてった土が、黙って歩いて行く足元に軽く立ち上った。

「あんな馬鹿につつかれて出て行くな、下らないこったな」と沼田は思い出したように言った。

「下らないことだよ。然しあんな馬鹿はなぐりでもしなけりゃ此方の気持が解らないんだからな、なぐりゃ止さなきゃならないし、詰らない話さ」

二人はそれきり黙ってしまった。