일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あくりょう

悪霊

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 悪霊(あくりょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,980자 · 67화면

아오조라 문고

「では、おひる過ぎから夕方までの間に、あの門を出入りした人を見なかったか。ここにいる女中さんと、この男の人の外にだよ」と、検事は、その筋の人々に混って立っていた姉崎家の女中と僕とを指さして、物柔に訊ねた。すると乞食は、刑事の手提電燈に射られた僕と女中とを白い眼で見上げながら、外に二人あの門を入った人があると、ペタペタと歯のない唇で答えた。

その内の一人は黒い洋服に黒いソフト帽を冠った中年の紳士で、顔はよく見えなかったが、眼鏡や髭はなかった様に思う。その人が女中が出て行って間もなく門内に姿を消した。それから長い時間の後、(乞食の記憶は曖昧であったが、その間は一時間程と推定された)一人の若くて美しい女が門を入って行った。その髪形と着衣とは、非常にハッキリ乞食の印象に残っていたらしく、髪の方は「今時見かけねえ二百三高地でさあ。わしらが若い時分流行ったハイカラさんでさあ」と云った。君は多分知らないだろうが、二百三高地と云うのは、日露戦争の旅順攻撃の記念の様にして起った名称で、前髪に芯を入れて、額の上に大きくふくらました形の、俗に庇髪と云った古風な洋髪のことだ。