후리가나로 읽는 일본 고전
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あいよあい
愛よ、愛
岡本 かの子
岡本 かの子의 愛よ、愛(あいよあい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,138자 · 99화면
かの女のいたずら心が跳ね返って嬉ぶ。
散歩に伴う生理調節作用として斯んないたずらが、かの女には快適なのだった。
逸作が、他に向っての欲望の表現はくどくないのだ。然し、逸作の心に根を保っている逸作の特種の欲望がある。逸作はそれを自分の内心に追求するに倦まない男だ。逸作の特種な欲望とは極々限られた二三のものに過ぎないと言える。その一つが、今かの女に刺戟された。――息子に対する逸作の愛情は親の本能愛を裏付けにして実に濃やかな素晴らしい友情だとかの女は視る。不精な逸作は、煩わしい他人の生活との交渉に依らなければ保たれない普通の友人を持たないのである。他の肉親には、逸作もかの女も若い間に、ひどいめに会って懲りて居る。その悲哀や鬱憤も交る濃厚な切実な愛情で、逸作とかの女はたった一人の息子を愛して愛して、愛し抜く。これが二人の共同作業となってしまった。
逸作とかの女の愛の足ぶみを正直に跡付ける息子の性格、そしてかの女の愛も一緒に其処を歩めるのが、息子が逸作にとって一層うってつけの愛の領土であるわけなのだ。かの女と逸作が、愛して愛して、愛し抜くことに依って息子の性格にも吹き抜けるところが出来、其処から正直な芽や、怜悧な芽生えがすいすいと芽立って来て、逸作やかの女を嬉ばした。