후리가나로 읽는 일본 고전
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かんしょうしゅぎ
感傷主義
辰野 隆
辰野 隆의 感傷主義(かんしょうしゅぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,896자 · 8화면
楽しみにしていた彼の結婚披露の日には、僕は扁桃腺の発熱のために、残念ながら出席する事が出来なかった。
新夫婦の家庭は、予想に違わず頗る幸福であった。然るに、間もなく、新婦は病に罹って病院生活をするようになった。新婦が退院したかと思うと、此度は彼の方が患って入院しなければならなくなった。漸く病癒えたばかりの新婦の看護ぶりのこまやかさは、他の見る目にもいじらしかった。彼女の献身的な看護を受けながらも彼の病は段々重くなっていった。若し彼に万一の場合が到来したら、彼女は果して独りで生きて行けるだろうか、と彼の親友達が憂えたほど、彼女の看護は殊勝であった。彼はとうとう病院で永眠した。
X君の屍を家に連れ戻ってから彼女は夫の屍に対して、尚お生ける人にかしずくが如く、既に口を開かぬ夫を横たえて、優しい言葉をかけ続けていたそうである。彼女の極めてしとやかな挙措、言辞には些の狂的な変調も見られなかったが、生前X君に親しかった草野貞之、中島健蔵、佐藤正彰の三君は、X夫人のつつましやかな言動の底に異常な決心が固められているのを早くも、感得して、異口同音に、彼女は死を決しているらしい、と僕に告げて、一同暗然とした。