후리가나로 읽는 일본 고전
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わがじんせいかん
我が人生観
坂口 安吾의 我が人生観(わがじんせいかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,599자 · 19화면
人間どもが繁殖しすぎる。こんなに繁殖すると、人口過剰で国運疲弊するが、洪水だのカンバツだのと天災が多くて、おかげで年々五十万もの百姓どもが死んでくれるので、ちょうどバランスがとれている。人口調節の天意であるから、天災には逆わん方がいい、という名論をはいた学者もいる。黄河治水は数千年来の難題であり、学者たちは、それぞれヤケ気味でもあるようである。悠々として成功を説いた歴代の学者に成功したタメシがないのだから、ヤケクソの方に名論が多い。
洪水のたびに河口は移動して、一挙に数百キロも離れた海へそそぐような大変化を起す。洪水のあとは水が数年ひかなかったりするが、洪水地帯へ流れこんで一米から三米の厚さに堆積した黄土は新たに豊饒な沃野をつくり、豊かな作物を実らせてくれもするのである。もっとも、洪水がなければカンバツという天災があって、照るにつけ、降るにつけ、黄土地帯の農民は楽ではない。
シナの歴史は黄河の歴史でもあり、黄河はシナ文化の温床でもあった。黄河治水に没頭十三年、わが家へ帰るのも忘れたという禹が治水の功によって王に挙げられて以来、孔子はここで王道を説き、三蔵法師は黄河をさかのぼって天竺へと志し、諸侯が争った中原はこの黄土地帯であった。