일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わがじんせいかん

我が人生観

坂口 安吾

坂口 安吾의 我が人生観(わがじんせいかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,326자 · 17화면

아오조라 문고

本人がそんなことを云って、酔っぱらって喜んで、しかし、本人も信用していないよ。ただ死後まで人をだましてやろうという憎いコンタンがあるだけさ。生きてる時の百物語だけでは、人間、我慢ができないらしいや。しかし、「棄ててきた恋女房」というのが、語呂はよいが、よくよく考えると、正直な総理大臣をビックリ仰天させるほど複雑怪奇ではあるな。とはいえ、かような複雑怪奇が実在しないというのではない。ヒットラーとスターリンがかの日本首相を仰天せしめたごとくに、どこかに、たしかに実在はする。しかし国際間の条約が決して忠実に履行されないように、それが実在している半面に於て、同時に実在していないような半面を信用していた方がマチガイがすくない。小説道にかかずらう以上は、かの日本首相の如く単純であってはイカンのである。

私は、鎌倉四十七士が、いささか義に勇みすぎる風情があるのを怖れるのである。義というものは、元禄のころは実在したかも知れないが、当今は、国の敗れたるが如く雲散霧消せりと観ずる方が天地の理にかなっているようである。とはいえ、大石が一力茶屋で遊んでいるのを、本当にそれに打ちこんで遊んでいたなどとケチをつけるワケではない。