후리가나로 읽는 일본 고전
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わがあいするしじんのでんき
我が愛する詩人の伝記
室生 犀星
室生 犀星의 我が愛する詩人の伝記(わがあいするしじんのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,728자 · 231화면
永く生きて来て気のつくことは此の生き抜く以外に何もないことなのだ、山村暮鳥、萩原朔太郎、百田宗治、佐藤惣之助、津村信夫、立原道造、堀辰雄の皆は死に、その死を傷むこころはこの伝記を綴ることによって一層に感慨は深い、もう後五十年経てば人間は六十歳くらいの年齢で、改健期の国家手術が行われ、いまの生年の二倍くらい生きられることはうけあいである。つまり心臓とか胃腸とか頭脳とか視力とかの老衰状態は、その部分の改健手術によって保存されるのである。その時世にあっては人間の性格というものの悪埒残虐な行為も、いまの倍加を意味するであろうが、文学事業の永年期制作も驚くべき長年月に亙って制作され、ちょっとしたお座なりの才能では及ぶまい、そういう天国をみすみす指折り算えながらわれわれは死ななければならないことは、額に汗する思いなのである。併し先きに多くの死んだ諸詩人に対しては、われわれもまた従順に死んでやらねばならぬのであろう。死ぬのではない、死んでやるのである。君、来たかいと言い、うん、厭だけれどとうとう来た、仲間に入れてくれと哀願するより外はないのである。
ある時
春のよふけは