일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わがあいするしじんのでんき

我が愛する詩人の伝記

室生 犀星

室生 犀星의 我が愛する詩人の伝記(わがあいするしじんのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,728자 · 231화면

아오조라 문고

なにを その 懐ろに 匿して ゐるので あらう。

揚子江は 昨日も たゞ 洋々と 流れ、

けふも みづから 考ふるところ あるごとく 渦まいて ゐる。  (後略)

千葉の岩井町に百田宗治を訪ねた或る詩人は、百田はただの病ではなく肺癌だということを私に話し、退院後も本人には知らせてないが絶望だというのである。その客の帰ったあとで、余りに突然ではあるが兎にかく、すぐに見舞いに行くことになったが、私は胃潰瘍の予後で岩井町まで往復八時間汽車でゆすられることが出来ないので、また娘がその翌日に出掛けることになった。旅館もないさびしい海岸の町なのである。

娘は百田に会ったが、それほどの弱りも見せずに、娘が見舞ったことを大変に喜び、パンとソーセイジとチーズを送ってくれるように言い、食欲も充分であるらしく、娘はまたがたがた汽車にゆすられ夜になって帰宅した。その翌日中央に出て買物をととのえるはずであったが、午後から娘は急に腹痛を訴え、医者の来診を乞うと、急性の盲腸炎であることが判明した。がたがた列車の八時間が禍したのである。彼女はそれっきり起きられず、私はローマイヤに出掛けて買物をして、すぐ食糧を郵送した。