후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わがあいするしじんのでんき
我が愛する詩人の伝記
室生 犀星
室生 犀星의 我が愛する詩人の伝記(わがあいするしじんのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,728자 · 231화면
どちらかといえばえらい人の顔立ちではないが、普通の人のだらしなさはなく、ありのままの顔立ちがありのまま以上に、時々横眼でじろりとやる憂鬱さを見せ、それがちょっと応えて来て、ものを書く人の強さを見せているほかは、変ったところが見えない顔貌であった。一体に作家とか詩人とかいう人達は、たとえばこの人が萩原朔太郎だと紹介されると、今まで名前を聞かない前とは、全然異なった対手方の顔とか人物とかを急激に鋭く感応して来るものだ、これが千家元麿だと紹介されると、今までのふにゃふにゃ男も、その間際からこれが千家元麿かと、見直してかかるものだ。名前というものは恐ろしい強豪なものである。ふだんその人が書いた物で叩き上げた名前というものは、名乗った瞬間に対手方に一どきに、全作品がかぶさって行くようである。紹介された方も頭がすうと澄んで来る。
私は偶然に千家元麿の人物印象のことで、萩原朔太郎の顔とか着物の着方とか、その無頓着とかお酒の事とか、ぎょろりと対手方を見る眼のつかい方を想い起したが、結局、この二人の天才詩人は何処かで何かが似ているという一応の見解に到着するのだ、これは同時にまた正反対の全然似ていないという気がして来るのである。