후리가나로 읽는 일본 고전
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わがあいするしじんのでんき
我が愛する詩人の伝記
室生 犀星
室生 犀星의 我が愛する詩人の伝記(わがあいするしじんのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,728자 · 231화면
詩というものはうまい詩からそのことばのつかみ方を盗まなければならない、これは詩ばかりではなくどんな文学でも、それを勉強する人間にとっては、はじめは盗まなければならない約束ごとがあるものだ。『思ひ出』の詩がすぐ盗めないのは、白秋が発見したり造語したりしているあたらしい言葉が溢れていて、それが今まで私の読んだものに一つも読み得なかったことである。ただ私が学ぶことの出来たのは、女への哀慕の情というものがこのように寄り添うて、草木山河、日常茶飯事をもうたうものであるということであった。人間に生まれて女を慕わざる若さは存在しない、私の若さも白秋の若さも人間の持つ同じものであるから、女を慕いそれをうたう時はこういう隙間や陰からうたうものらしいと、私の盗みはそこから眼をさましかけ、それに勉めたものである。
哀知る女子のために、
われらいま黄金なす向日葵のもとにうたふ。
哀知る女子のために。
○
女子よ、
汝はかなし、
のたまはぬ汝はかなし、
ただひとつ、
一言のわれをおもふと。
明治三十七年白秋は早稲田大学の英文科予科に入学した。その頃家産の傾いた父君、長太郎からの学費には、小判がたびたび送られ、白秋はこれを金に換えて生活の費用にあてた。