일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わがあいするしじんのでんき

我が愛する詩人の伝記

室生 犀星

室生 犀星의 我が愛する詩人の伝記(わがあいするしじんのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,728자 · 231화면

아오조라 문고

牛込戸塚、千駄ヶ谷、新小川町、そのほか白秋はたいてい一軒の家を借り、ひとりのばあやに炊事をさせていたが、このばあやは二十年も白秋にかしずいていて、白秋もばあやにたよっていたようである。

『思ひ出』は与謝野寛に認められ、雑誌『明星』に発表されたものだが、発行後このように詩集が多く読まれ、たくさん売れた例は尠ないであろう。骨牌を表紙絵にしたこの詩集は『邪宗門』で装幀の名人になった白秋が、ふたたび『思ひ出』で装本学に一つの暗示をあたえたほどだ。発行者東雲堂主の西村陽吉も歌人であったし、それらの印税で白秋はらくになったに違いなく、郷里からの仕送りも絶えていた頃であった。もちろん、詩人白秋の名声は高まり、三木露風とならんで漸く白露時代を築きあげる芽が吹いていたわけだ。

さて私はやはりぶらぶら金沢にいて本屋の店頭に、毎日いちどずつ現われ雑誌と単行本とを見に行った。明治四十四年頃の私の毎日の日課は一日に一度ずつの、本屋訪問がぬきさしならぬ文学展望のかたちになっていた。私はそこで四六判の横を長くしたような東雲堂発行の『朱欒』という、白秋編輯の詩の雑誌を見つけた。そして私は白秋宛に書きためてあった詩の中から、小景異情という短章からなる詩の原稿を送った。