후리가나로 읽는 일본 고전
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せんうんをかるじょかい
戦雲を駆る女怪
牧 逸馬
牧 逸馬의 戦雲を駆る女怪(せんうんをかるじょかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 29,866자 · 59화면
裸体で勝手な恰好をするだけの、与太なものだった。
彼女の出現は、かえってエリク・ヘンダスンに事態の逼迫していることを報せるに役立っただけだ。きゃつがここへ出て来たところをみると、同類が他地でなにか遣っているに相違ないと白眼んだのだ。思いあたるところがあるから、エリク・ヘンダスンは、その夜のうちにアフガニスタンへ飛ぶ。
このアフガニスタンでのヘンダスンの劇的活躍こそは、ドイツ特務機関をして切歯扼腕させたもので、この事件があってから、ヘンダスンの身辺はたびたび危険を伝えられた。それほど、ドイツ自慢の智能部が、ここではこの砂色の頭髪をした一英国人のためにあっさり鼻を空かされている。
ドイツ政府は、アフガニスタンの族王に秘密条約を申し込んでいた。幾折衝を重ねたあげく、ようやく仮条約締結の段まで漕ぎつける。外務首脳部のほかだれも知らない密約である。カイゼルの批准を得た草稿を帯びて、厳秘のうちに、独立特務機関の有数な一細胞が、ベルリンを出発する。
外交の秘密文書を逓送する。いわゆる外交郵便夫として本格的な場合である。なるだけ眼立たないように、特務室などは取らない。