후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぎじゅつへいくもんだい
技術へ行く問題
戸坂 潤
戸坂 潤의 技術へ行く問題(ぎじゅつへいくもんだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,124자 · 7화면
一 何が目標か
一 何が目標か
初めに私は、少し大胆かも知れない独断をやって除けたいと思う。この独断には尤も自分なりの動機はあるのだから、その動機から説明してかかる方がいいかも知れない。エーヴ・キュリの『キュリ夫人伝』はずい分上手に書けてある伝記だと思うが、あの内で一等感動させられたのは、キュリがラジウム製造の特許権を獲得しようかどうしようか、と夫人に相談するくだりである。
夫人はしばらく考えてから、それは止めた方がいいでしょう、と云うのである。科学は万人のものなのだから、私達が之を私するのはいいことではない、という一見ごく公式的な理由からだ。
すると夫は、併しこの特許を取っておけば後々の研究費が十分出るから、結局之が最も社会のためになるのではないか、と考え考え、反駁する。キュリ夫人は、それでもやっぱり止めましょう、と云うので結局やめになる。
之は後になって夫人にとって都合の悪い結果になった。夫人は特許権を取っておかなかったばっかりに、アメリカの有志達にラジウム会社からラジウムを買って貰わなければならず、そのお礼に、アメリカ中を見世物のように巡行しなければならなくなった。