후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆび
指
佐左木 俊郎
佐左木 俊郎의 指(ゆび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,262자 · 5화면
すっぽんが首を出した。
彼女はその首を木鋏で切断した。と、その首は銜えていたものを吐き出した。白い指の一節だった。生爪の付いている繊細な指の一節だった。
三
彼女はベッドの上で朝刊を拡げた。
彼女は或る記事に眼を惹き付けられた。
省線荒しの掏摸捕わる
犯人は食指の無い男
二十日午後七時三十分、桜木町発東京行省線電車が新橋有楽町間を進行中、鼠色の鳥打を冠り、薄茶の夏外套を纏った四十前後の男が乗客婦人のオペラ・バッグより蟇口を抜き取ろうとしたのを発見され、有楽町駅にて警官に引き渡された。
犯人は右手の食指が無い男で、その語るところによれば、この男は、最近頻々として京浜間の省線電車を荒らしていたスリの常習犯らしい。
「私だって生まれた時は普通の人間でした。私は仕立屋だったのですが。だんだんと世の中が、手先が器用だというだけでは食って行けなくなって来て、女房が病気しても医者にかける金もない有様で、女房はとうとう死んでしまいました。私はそれからスリをやり出したんです。ところが私は、死んだ女房のことを考えると、綺麗な着物を着ている金持ちの女が憎らしくて仕方がないんで、大抵そういう女のものを取っていたんですが、或る時、私は或る女のオペラ・バッグの中で、どういう仕掛があったもんか、この指を切り取られたん