후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぎたい
擬体
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 擬体(ぎたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,945자 · 25화면
やがて半焼のビルの空室をかり受け、石村商事を開いて、軍関係やその他の闇物資で巨利を得た。彼のところには、旧軍人や旧軍属が集まってきた。青木もその一人だった。終戦直後、北京から朝鮮を迂回して、命がけの冒険旅行をやったのである。闇物資の仕事が少くなって、石村商事は石村証券と看板を変え、人員も次第に少くなり、そして今日に至ってるのであるが、石村は心ひそかに期するところがあって、新たな活動を始めてるようだった。
「青木君。」
石村は突然呼びかけて、青木の顔をじっと見た。
「率直に言おう。君はあの今西巻子から、何等かの情報を掴むつもりだったろうね。」
青木にとっては思いがけない言葉だった。そんな意図は全然なかったのである。彼は呟いた。
「それはちと、明察すぎますね。」
「白ばくれなくてもいいよ。或は僕の思い違いかも知れないが、然し、あの時の君の態度は、どうもそうとしか受取れなかったからね。」
「へえー、どんな態度ですか。」
「中国で目下進捗してる淮河の治水工事などを持出して、さんざん今西の機嫌を取ったじゃないか。」
「淮河の治水工事ですって……。」
「そうだ。あれこそ本当の民衆のための建設工事だとかなんとか吹聴して、今西の気に入ろうと努めたろう。